2019年7月28日「神の家族」

○金 南錫牧師
 マルコによる福音書3章31-35節

 イエス様が御言葉を伝えるとき、イエスの母や兄弟たちは外に立って、人をやってイエス様を呼ばせたのです。それに比べて、32節の前半に「大勢の人が、イエスの周りに座っていた」とあります。立っている人はイエス様の母や兄弟たちのような血縁の人たちです。彼らは中に入らなければならないのに、外に立っているのです。
 次に、32節の後半に「御覧なさい。母上と兄弟姉妹がたが外であなたを捜しておられます」とあります。イエス様の家族は、中に入らず外で探しているということです。自分たちはその中に入りたくないと、拒否しているのです。
 ここで、イエス様が神の福音を宣べ伝える時、血縁の人たちは戸惑ったということが分かります。
 それで、イエス様は血縁の家族があるにもかかわらず、新しい家族を創られたのです。イエス様は、周りに座っている人たちに向けて、あなたたちが私の母であり、兄弟であると言われました(34、35節)。イエス様の周りに座っている人たちの中には、男性も女性も、ユダヤ人も異邦人も、集まっていました。イエス様は人間が作っていた壁を打ち壊したのです。
 中に入って、神様の言葉を聞いているか、イエス様の言葉を傾聴し、近づいてくるか、それをご覧になられたのです。

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