○金 南錫牧師 ルカによる福音書13章1-9節
何人かの人が来て、イエス様に「ピラトがガリラヤ人の血を彼らのいけにえに混ぜたこと」を告げました。この出来事を伝えた人たちは、そのガリラヤ人たちがそのような災難に遭ったのは、ほかのガリラヤ人よりも罪深い者だったからだと思っていたのです。ところが、イエス様は「けっしてそうではない。言っておくが、あなたがたも悔い改めなければ、皆同じように滅びる」と仰いました。
イエス様は、この言葉の意味をさらに明確にするために、実のならないいちじくの木のたとえを話されました。ぶどう園の主人が言います。「もう三年もの間、このいちじくの木に実を探しに来ているのに、見つけたためしがない。切り倒せ。」ところが、そこに一人の園丁が現れ、「御主人様、今年もこのままにしておいてください」と執り成してくださるのです。園丁は主イエスのことです。私たちはこの主イエスの執り成しの中に安心して、悔い改めることができるのです。