2023年7月23日「今の時代の者立ちの責任」

○金 南錫牧師   ルカによる福音書11章45-54節

 イエス様は、律法の専門家たちに対して痛烈な批判をなさいます。それが46節から52節です。46節で、イエス様が言われます。「あなたたち律法の専門家も不幸だ。人には背負いきれない重荷を負わせながら、自分では指一本もその重荷に触れようとしないからだ。」つまり、律法の専門家たちは神の言葉を語りながら、人々に神の言葉による慰めを与えないで、ただ神の言葉を重荷に変えて、人々を苦しめているだけだと言うのです。

 しかしイエス様は、律法を落ち度なく守るという、到底、背負いきれない重荷を私たちに代わって背負ってくださいました。ここに、まことの救いがあるのです。この救いがあるからこそ、私たちは安心して、いつでも主に立ち返ることができるのです。「疲れた者、重荷を負う者は、誰でも私のもとに来なさい。休ませてあげよう。」(マタイ11:28)こう語ったイエス様が、私たちのすべての罪を背負って十字架にかかって死んでくださったから、私たちは癒され、罪赦された者として生きることができるのです。