2023年12月17日「赦し、信仰、奉仕」

○金 南錫牧師 ルカによる福音書17章1-10節

「イエスは弟子たちに言われた。『つまずきは避けられない。だが、それをもたらす者は不幸である。そのような者は、これらの小さい者の一人をつまずかせるよりも、首にひき臼を懸けられて、海に投げ込まれてしまう方がましである。』あなたがたも気をつけなさい」(1-2節)。

ここで、イエス様は「小さい者の一人をつまずかせる者は不幸だ」と仰っておられます。「つまずき」とは、信仰の歩みを妨げて、その人が神から離れさせてしまうことです。また、つまずきをもたらす者は、これまでの文脈から言えば、ファリサイ派の人たちのことだと思います。イエス様は彼らのことについて「あなたたちは人に自分の正しさを見せびらかすが、神はあなたたちの心をご存じである。」そう言われました。

でも、このことはファリサイ派の人たちだけに限ったことなのでしょうか。そうではないのです。だから、イエス様は弟子たちにも「あなたがたも気をつけなさい」と言われたのです(3節)。私たちの心の中にも、自分は正しくて、間違っているのは相手だ。赦せない。そう思ってしまうことがあると思います。そのような時、私たちもつまずきをもたらす者になってしまうことがあります。だからこそ、イエス様は言われました。「もし兄弟が罪を犯したら、戒めなさい。そして、悔い改めれば、赦してやりなさい」(3節)。