○金 南錫牧師 創世記1章6-13節
神様は天地創造の第一日目に光を創造されました。そして、第二日目に天を創造されました。古代の人々は、「大空」というのを、地を覆っている固い丸い天井のように、想像しておりました。また、その天井に月や星などが、貼り付いていると考えました。
二日目に天という世界を創造された神様は、次の三日目に地上世界を創造されました。「神は言われた。『天の下の水は一つ所に集まれ、乾いた所が現れよ。』そのようになった。神は乾いた所を地と呼び、水の集まった所を海と呼ばれた。神はこれを見て、良しとされた」(9節、10節)。しかし、三日目の創造はまだ続きます。「神は言われた。『地は草を芽生えさせよ。種を持つ草と、それぞれの種を持つ実をつける果樹を、地に芽生えさせよ。』そのようになった。地は草を芽生えさせ、それぞれの種を持つ草と、それぞれの種を持つ実をつける木を芽生えさせた。神はこれを見て、良しとされた」(11節、12節) 。神様は天の下の水が一か所に集まって、地と海とを分けられました。この時、まだ動物や人間が現れていませんが、やがて造られる動物や人間が生きていける地上世界が、天地創造の三日目に創造されたのです。この世界は神の良しとされた世界です。