2024年1月7日「神の国とその到来」

○金 南錫牧師   ルカによる福音書17章20-37節

ファリサイ派の人たちの「神の国はいつ来るのか」という質問に対して、イエス様は、「神の国はあなたがたの間にあるのだ」と言われました。つまり、神の国はすでにあなたがたの間に来ているとおっしゃいました。しかし、イエス様は弟子たちには、「あなたがたが、人の子の日を一日だけでも見たいと望む時が来る。しかし、見ることはできないだろう」と言われました。つまり、あなたがたが今は目で見て、私についていますが、見えなくなる日がやってくる。その人の子の日を一日だけでも見たいと願う時がくる、ということです。

このように、イエス様は、神の国はイエス・キリストが来られることによって、すでに始まっていますが、その神の国が完成する日は、未だに来ていないと言われました。ですから、その間を、希望をもって生きるのが、キリスト者であることを、イエス様は教えています。