2023年10月8日「高ぶる者、へりくだる者」

○金 南錫牧師   ルカによる福音書14章1-14節

イエス様はファリサイ派のある議員が用意した食事の席で、招待を受けた客が上席を選ぶ様子に気づいて、たとえを話されました。それは、もし自ら上席に着いたら、後から自分よりも身分が高い人が来た時に、席を譲らされて、恥をかいて、末席に着くことになる。だから、最初から末席に行って座りなさい。そうすると、あなたを招いた人が来て、もっと上席に進んでくださいと言ってくれるというたとえです。そして、イエス様は「だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる」と仰いました(11節)。

また、イエス様はお返しができる人よりも、むしろ「貧しい人、体の不自由な人、足の不自由な人、目の見えない人を招きなさい」、そうすれば、あなたは幸いだ、と仰いました。神様はお返しなど何にもできない、ただ恵みを受け取るしかできない、そういう者をこそ、招いて、救ってくださるのです。それが「だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる」という言葉の意味です。