○金 南錫牧師 創世記5章1-32節
「エノクは六十五歳になったとき、メトシェラをもうけた。エノクは、メトシェラが生まれた後、三百年神と共に歩み、息子や娘をもうけた。エノクは三百六十五年生きた。エノクは神と共に歩み、神が取られたのでいなくなった」(21-24節) 。 ここで、エノクは地上で何をしたのか、どういう仕事をして、どういう業績を残したなど、何にも書かれていません。だた、エノクは神と共に歩んだのです。それだけが彼の人生について言える事柄でした。エノクは弱さと限界を持つ普通の人間でありました。しかし、そういう人間が、神と共に歩んだのです。
エノクの人生を一言で言い表せば、「神と共に歩む人生」であります。私たち一人ひとりの人生を一言で言い表したら、どういうことになるでしょうか。「私は生涯家族のために、一生を過ごした」このような生涯も、それなりに意味があるに違いありません。しかし、「彼は神と共に歩んだ」と要約されるような生涯を送りたいものであります。今日から新しく始まる2021年度の歩みが、神と共に歩む信仰の歩みとなりますように、祈り願います。