2024年5月19日「過越の食事と主の晩餐」

○金 南錫牧師 ルカによる福音書22章1-23節

イエス様は過越の食事の席に着いて、言われました。「苦しみを受ける前に、あなたがたと共にこの過越の食事をしたいと、わたしは切に願っていた。」イエス様は食卓を囲んでいる弟子たちに、ご自分が苦しみを受ける前に、共に過越の食事をしたいと切に願っていたのです。それは、神の国の完成が、御自分の十字架の死によって差し迫っていることを弟子たちに伝えたかったからです。

そして、その十字架による救いの恵みに、弟子たちを預からせるために、イエス様はパンと杯を取り、それに新しい意味を持たせて分け与えてくださいました。「これは、あなたがたのために与えられるわたしの体である。わたしの記念としてこのように行いなさい。」杯も同じようにして言われました。「この杯は、あなたがたのために流される、わたしの血による新しい契約である。」(19-20)

最初の教会において、この最後の晩餐が、聖餐式として守られていました。私たちもこの聖餐式の時に、パンと杯に与り、信仰の決意を新たにしていきたいと思います。