○金 南錫牧師 ルカによる福音書21章29-38節
21章5節から、世の終わりに起こる苦しみや迫害のことが記されています。そして、そうした出来事に直面すれば、人は恐れや不安に取りつかれてしまいます。そうような私たちに、主イエスは葉が茂ってきたら、夏が近いのを知るのと同じように、苦しみや迫害のことが起こるのを見たら、それは神の国が近づいている。つまり、私たちの救いの完成が近づいているというのです。
続いて32節、33節に「はっきり言っておく。すべてのことが起こるまでは、この時代は決して滅びない。天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない。」とあります。すべてが過ぎ去っても、滅びても、わたしの言葉、神の言葉は決して滅びないというのです。普通なら、天地は変わらないと思うのですが、イエス様はその天地すら滅びるとおっしゃいます。そして、決して滅びない、神の言葉のみに信頼して、歩みなさいというのです。
36節で、イエス様は滅びる者にならないように、もう一度この世に来られる主イエスの御前に立つ者として、祈りながら目を覚ましていなさいと教えています。