2023年8月6日「信仰を言い表す」

○金 南錫牧師   ルカによる福音書12章8-12節

「言っておくが、だれでも人々の前で自分をわたしの仲間であると言い表す者は、人の子も神の天使たちの前で、その人を自分の仲間であると言い表す。しかし、人々の前でわたしを知らないと言う者は、神の天使たちの前で知らないと言われる。」(8-9節)

今弟子たちは人々の前にいます。人々の中にはイエス様に対する敵意を抱いているファリサイ派や律法の専門家たちもいました。そういう状況で、弟子たちはこの御言葉を聞いています。大事なことは人々の前でイエス様を認めるか、それとも拒むのか、です。「実に、人は心で信じて義とされ、口で公に言い表して救われるのです」(ロマ10:10)とあるように、信仰というのは心の中だけではなく、人々の前で言い表すものです。それは、神様と会衆の前で信仰を告白し、洗礼を受けることで「人々の前で私はイエス様を信じています」と表す者になる。洗礼にはそういう意味があります。その時、主イエスも「あなたもわたしの者だ」と認めてくださるのです。