2023年10月15日「神の国の祝宴」

○金 南錫牧師 ルカによる福音書14章15-24節

ある家の僕が招待された客に、「もう用意ができましたから、おいでください」と呼びに行きましたが、「皆、次々に断った」とあります。最初の人は、「畑を買ったので、見に行かねばなりません」と言います。またある人は「牛を二頭ずつ五組買ったので、それを調べに行くところです」と言います。また別の人は「妻を迎えたばかりなので、行くことができません」というのです。皆、この日に宴会があると分かっていたのに、いざとなると、いろんな理由を述べて、断ったというのです。

最後の24節に「言っておくが、あの招かれた人たちの中で、わたしの食事を味わう者は一人もいない」とあります。ここで「あの招かれた人たち」とは、畑のこと、牛のこと、妻のことを言いながら、断った人たちのことです。自分の用事を優先させて、主人からの招きを後回しにしている人たちのことです。ですから、イエス様はこのたとえで、私たちに問うておられるのではないでしょうか。神様はご自分の盛大な宴会の席に、救いの恵みに、私たちを招いておられる。それなのに、あなたは、それを後回しにしていないか。そのように問うておられるのです。