○金 南錫牧師 マルコによる福音書16章9-20節
「イエスは週の初めの日の朝早く、復活して、まずマグダラのマリアに御自身を現された」(9節)。
復活されたイエス様は、信じられないでいる人のところに近づき、現れてくださいました。
マグダラのマリアはイエス様の十字架を遠くから見守り、イエス様に油を塗りに行くために、墓へ向かいました。しかし、イエス様のなきがらがそこになかったのです。その代わりに、天使のような若者の声が響きました。
「驚くことはない。あの方は復活なさって、ここにはおられない。」
マグダラのマリアはその墓を出て逃げてしまったのです。あまりにも恐ろしかったので、「だれにも何も言わなかった」とあります(8節)。
皆逃げてしまった弟子たちよりもイエス様を愛していたように見えたマグダラのマリアも、イエス様のことを信じていなかったのです。
そのマリアのところへ、復活したイエス様がやって来られました。すると、「だれにも何も言わなかった」マリアが立ち上がって口を開き、語る者となったのです。マリアは泣き悲しんでいる人たちのところへ行って、復活したイエスのことを知らせたのです。