2026年9月6日「互いに足を洗い合う」

○金 南錫牧師 ヨハネによる福音書13章12ー20節

イエス様は奴隷のように、上着を脱いで、弟子たちの足を洗った後、今度は上着を着て、足を洗うという行為が何を意味するのか、分からないでいる弟子たちをご覧になって、「わたしがあなたがたにしたことが分かるか」と語り掛けました。そして、イエス様ご自身が足を洗うことの意味を説明してくださいます。「あなたがたは、わたしを『先生』とか『主』とか呼ぶ。そのように言うのは正しい。わたしはそうである。ところで、主であり、師であるわたしがあなたがたの足を洗ったのだから、あなたがたも互いに足を洗い合わなければならない。わたしがあなたがたにしたとおりに、あなたがたもするようにと、模範を示したのである。」(13b-15節)
 もうすぐイエス様は十字架にかかり、この地上からいなくなってしまいます。その前に今、イエス様は「模範」を示してくださったのです。弟子たちはイエス様に洗っていただいたように、これからは互いに洗い合い、仕え合って生きることを求められています。
でも、それは嫌でも無理して、互いの足を洗わなければならないという倫理的なお話を求めているのではないのです。つまり、頑なで、弱さをもっている私たちのために、誰もやりたくない足を洗う仕事を、主であり、師であるイエス様が奴隷のようになって、私たちの汚れた足を洗ってくださったその出来事の上で、「あなたがたも互いに足を洗い合わなければならない」と語っておられるのです。