2026年7月5日「イエスの足とナルドの香油」

○金 南錫牧師 ヨハネによる福音書12章1ー11節

「過越祭の六日前に、イエスはベタニアに行かれた。」(1節)イエス様は、ユダヤ人たちの殺意から逃れ、退いていたエフライムから、エルサレムに近いベタニアに行かれます。そこには、親しいマルタとマリア、そしてイエス様がよみがえらせたラザロがいました。イエス様は彼らの家に入られたのです。そこではマルタが給仕をして、夕食が用意されていました。皆が夕食をとっていたその時、マリアが「純粋で非常に高価なナルドの香油を一リトラ」持って来て、イエス様の足にナルドの香油を塗って、自分の髪でその足をぬぐったのです(3節)。この香油は非常に高価なものでした。

では、マリアはなぜ、このような行為をしたのでしょうか。イエス様はその足で、ガリラヤの方々を巡り歩いて、特に悲しんでいる人や、病で苦しんでいる人、涙を流している人を訪ね、その人たちを励まし、癒し、救いへと導いてくださったのです。マリアもそうやって、イエス様に訪ねていただいた一人です。愛する兄弟ラザロが重い病気にかかって、死んでいく中で、マリアは涙に暮れていました。でもその時、イエス様が来てくださいました。そして、「ラザロ、出て来なさい」と叫んで、兄弟ラザロを復活させてくださったのです。マリアは自分のところに来てくださったそのイエス様の足に感謝して、献身のしるしとして、自分の持っているナルドの香油をささげたのです。