2026年6月28日「ラザロ、出て来なさい」

○金 南錫牧師 ヨハネによる福音書11章38ー44節

ラザロの墓は洞穴で、石でふさがれていました。当時の墓は、岩場に横穴を掘って、そこに遺体を納め、入り口は大きな石で蓋をするというものでした。イエス様はその石を見て、「その石を取りのけなさい」とマルタに言われました。すると、死んだラザロの姉妹マルタが「主よ、四日もたっていますから、もうにおいます」と言ったのです(39節)。これが死に飲み込まれていた人間の常識です。でもイエス様はそのマルタに仰いました。「もし信じるなら、神の栄光が見られると、言っておいたではないか。」(40節)確かに11章の最初のところで、イエス様が仰いました。「この病気は死で終わるものではない。神の栄光のためである。神の子がそれによって栄光を受けるのである。」(4節)ここでイエス様はマルタに「私を信じなさい。ラザロの病気は死で終わらない。神の栄光がそこに輝いている」そう招いているのです。イエス様はラザロの墓の前に立って、大声で叫んだのです。「ラザロ、出て来なさい」すると、何か起こったのでしょうか。44節に「死んでいた人が、手と足を布で巻かれたまま出て来た」とあります。今、死んだはずのラザロが、復活し、出てきたのです。死んだ人が蘇ったのです。ここで、ラザロが「墓から出て来た」とは書いていません。「死んだ人が、手と足を布で巻かれたまま出てきた」と言っています。これは、私たちにも、イエス様が来てくださって、復活の力を与えてくださる、そのことを指し示していると思います。