2026年4月5日「わたしを愛しているか」

○金 南錫牧師 ヨハネによる福音書21章1ー17節

私はシモンペトロ、ガリラヤの湖で魚をとる漁師でした。ある日、仲間と共に、網を洗って後片付けをしていました。そこへイエスと共に群衆が押し寄せてきました。イエス様は逃げるように私の船に乗り込みました。湖に漕ぎ出された船は、群衆から離れて、御言葉が語られる場となりました。群衆へのお話が終わって、イエス様は私に「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」と言われました。私は率直に言いました。「先生、私たちは夜通し働きましたが、何もとれませんでした。しかし、あなたのお言葉ですから、網を降ろします。」すると、おびただしい数の魚が網にかかりました。これを見て、私はイエスの足元にひれ伏して「主よ、私から離れてください。私は罪深い者です。」と言いました。しかし、イエス様は「恐れることはない。今からあなたは人間をとる漁師となる」と答えてくだいました。そこで、私はすべてを捨て、イエス様に従いました。これが私の弟子としての出発点です。 

しかし、イエス様が亡くなる前に、弟子としてやってはいけないことをしてしまいました。私はイエス様を三回も裏切ってしまったのです。そんな私に復活されたイエス様は現れて、「ヨハネの子シモン」と呼んでくださいました。そして「この人たち以上にわたしを愛しているか」と尋ねました。予想できなかった質問でした。あまりにも意外な質問でした。さらにイエス様は「わたしの小羊を飼いなさい」と言ってくださったのです。三回もイエスを否定した私に、三回も主イエスは「わたしを愛しているか。わたしの羊を飼いなさい」と言われました。その日、私の心には主イエスに従うことに失敗した私を、変わらず迎えてくださったイエス様の愛が響いてきました。 「わたしを愛しているか。」イエス様はペトロにこの問いを繰り返しながら、大切なことを教えてくださいました。2026年度、私たちも「わたしを愛しているか」この問いに応えながら、祈りつつ、歩んでいきましょう。