○金 南錫牧師 ヨハネによる福音書14章1ー11節
「心を騒がせるな。神を信じなさい。そして、わたしをも信じなさい。」(1節)イエス様はいましばらく、弟子たちと共にいるが、これからいなくなっていく。十字架への道を一人で歩もうとしているのです。その中で、弟子たちの心は穏やかではない状況にありました。それは単に、自分たちが愛しているイエス様と別れなければならないという辛さ、悲しさだけではありません。弟子たちはこれから、これまで自分たちを守り導いてくださったイエス様がいなくなるこの世において、イエスの弟子たちとして生きなければなりません。そのことを思うときに、弟子たちは心を騒がせ、動揺せざるを得ませんでした。そのような弟子たちに対して、イエス様が「心を騒がせるな」と声をかけます。
「わたしの父の家には住む所がたくさんある。もしなければ、あなたがたのために場所を用意しに行くと言ったであろうか。行ってあなたがたのために場所を用意したら、戻って来て、あなたがたをわたしのもとに迎える。こうして、わたしのいる所に、あなたがたもいることになる。わたしがどこへ行くのか、その道をあなたがたは知っている。」(2-4節)。イエス様はこれからご自分がいなくなっていくのですが、そのことで心を騒がせている弟子たちに、父の家には住むところがたくさんある。そこに、イエス様が弟子たちを迎えてくださる。だから、「騒がせるな」と言うのです。
では、イエス様が用意してくださったその場所に、私たちはどのように向かっていくことはできるのか。イエス様は答えています。「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。」(6節)聖書は、イエス様を通して、神のもとに帰っていくことができる。イエス様がその救いに至る「道」であると教えています。なぜなら、イエス様は真理であり、命であるからです。

