2025年5月25日「世に打ち勝つ信仰」

○金 南錫牧師 ヨハネの手紙一5章1ー5節

 

「神を愛するとは、神の掟を守ることです。」(3節) これは、神を愛しているのならば、 神の掟を守るようになる、この二つのことは切り離すことができない、というのです。続いて「神の掟は、難しいものではありません」とあります(3節b)。「難しいもの」と訳されている言葉は、「重荷」とも訳せます。つまり、神の掟は重荷ではないと言うのです。そして、神の掟が重荷ではない理由として、「神から生まれた者はみな、世に打ち勝つからです。・・・だれが世に打ち勝つか。イエスが神の子であると信じる者ではありませんか」とあります(4-5節)。私たちは神の子である、イエス・キリストを信じる信仰によって、キリストがすでに世に打ち勝ったその勝利にあずかることができます。私たち自身が世に打ち勝つわけではありません。世に打ち勝ったのはキリストであり、神の子であるイエスです。そのイエス・キリストを信じる信仰の中で、私たちは世に打ち勝つ者とされたのです。