○金 南錫牧師 ルカによる福音書24章13-32節
二人の弟子がエルサレムからエマオという村へ向かって、とぼとぼ歩いていました。この時、復活なさったイエス様が彼らと一緒に歩いていたのですが、彼らには目が遮られていて、イエスだとは分からなかったのです。
イエス様が「歩きながら、やり取りしているその話は何のことですか」と声をかけられると、二人の弟子は「ナザレのイエスのことです」と言って、自分たちが望みをかけていたイエス様が死んでしまったと言うのです。目の前に復活なさったイエス様が共に歩んでいるのに、二人は自分たちの経験に捕らわれて、何も見えていないのです。そこで、復活なさったイエス様は、弟子たちの心の鈍さを取り除くために、モーセとすべての預言者から始めて、聖書全体にわたり、御自分について書かれていることを説明してくださいました。こうして、イエス様の話を聞いている内に、二人の弟子の心は、静かに燃え始めました。復活なさったイエス様は御言葉をもって、私たちの心も燃やしてくださいます。この復活の主に信頼し、日々歩んでいきましょう。