○金 南錫牧師 ルカによる福音書24章33ー43節
復活なさったイエス様に出会った二人の弟子は、もう日は暮れていましたが、すぐにエルサレムに引き返していきます。エルサレムに戻ってみると、仲間たちが集まって、主は本当に復活して、シモンペトロに現れたという話をしているのです。そこで、二人も「道で起こったことや、パンを裂いてくださったときにイエスだと分かった次第」を皆に話すのです(35節)。
その時、イエス様ご自身がその真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われました。しかし、「彼らは恐れおののき、亡霊を見ているのだと思った」と言うのです。彼らに向かって、復活のイエス様は「なぜ、うろたえているのか。どうして心に疑いを起こすのか」と語ってくださいました。また、イエス様は、ご自分が幽霊ではなく、肉体をもって復活したことを、弟子たちにはっきりと示すために、ご自分の手と足を見せ、さらに弟子たちの目の前で、焼いた魚を食べてくださったのです。この姿を通して、イエス様が本当に復活なさったのだと気づくのです。