2024年11日3日「本国は天にある」

○金 南錫牧師 フィリピの信徒への手紙3章17ー21節

パウロは信仰者に与えられている三つの希望について語っています。一つ目は、「わたしたちの本国は天にある」という希望です。今はこの世で一時滞在して生きていますが、やがて帰るべき本国は天にあるというのです。

二つ目は、天にあげられた主イエス・キリストが、もう一度この世に来られるという希望です(20節b)。そして、三つ目は、「キリストは、万物を支配下に置くことさえできる力によって、わたしたちの卑しい体を、御自分の栄光ある体と同じ形に変えてくださる」という希望です(21節)。イエス様が再び来られ、私たちを迎えてくださる時、私たちの卑しい体を「御自分の栄光ある体」に変えてくださるのです。信仰者はこの三つの希望をもって、本国は天にある者として歩んで行く者です。