2020年8月23日信徒奨励「大きな喜び」

○HK姉 ヨハネによる福音書3章16節

 私は神様に守られながら受洗から50年がたちました。
 私の家は、クリスチャンは母一人でしたが、キリスト教はごく身近なものでした。
 中学生のとき、佐倉教会に導かれ、友達とのおしゃべりや、支区の中高生会など楽しい思い出です。知らず知らずのうちに養われていったのでしょう。
 20才になったとき、牧師先生から「そろそろいいでしょう」と言われ、何の疑問もなく当たり前のように「はい」と応え受洗した、まことに素直な始まりでした。
 結婚後しばらくは教会から遠ざかってしまっていましたが、20数年ぶりに佐倉に戻ってきたときは自然に佐倉教会に導かれ、ほっとしたことを覚えています。
 礼拝に励まされ、教会員の方々との交わりに助けられながらも、それでも自分の頼りない信仰に悩んでいたとき、「捜索願い」と題された講演がありました。見失った1匹の羊のたとえです。
 迷子の羊であった私はイエス様に見つけ出され、神様のところへ連れ戻してくださり、それからずっと教会の群れにつなぎとめてくださっていたのだと、改めてその大きな恵みに気付かされました。そしてこんな頼りない私でも、神様は見つかったことをとても喜んでくださるのです。
 この50年の間にはいろいろありましたが、その度にイエス様に救い出していただき、共にいて支えてくださる幸いを思います。私たちを救うため、独り子をお与えくださった神様の深い愛に応え、差し伸べてくださる御手にすがりながら、歩み続けていきたいと思います。