○金 南錫牧師 ヨハネの手紙一1章1ー4節
「初めからあったもの、わたしたちが聞いたもの、目で見たもの、よく見て、手で触れたものを伝えます。すなわち、命の言について。」(1節) ここで「初めからあったもの」とは、イエス・キリストのことを指しています。ヨハネは確かに、イエスの愛弟子として、三年間一緒に生活をし、聞いて、見て、触れて、イエス様がどういうお方なのか、体験を通してよく分かっていました。「この命は現れました。御父と共にあったが、わたしたちに現れたこの永遠の命を、わたしたちは見て、あなたがたに証しし、伝えるのです。」(2節) ヨハネは、命そのものであるキリストが人として現れたと繰り返して言っています。
「わたしたちが見、また聞いたことを、あなたがたにも伝えるのは、あなたがたもわたしたちとの交わりを持つようになるためです。わたしたちの交わりは、御父と御子イエス・キリストとの交わりです。わたしたちがこれらのことを書くのは、わたしたちの喜びが満ちあふれるようになるためです。」(3-4節) ヨハネは、一人でも多くの人たちが永遠の命そのものであり、その命を与えるイエス・キリストを知って、イエス・キリストとの交わりに入ってほしい、その喜びの生活を送れるように、心から願って、この手紙を書き記しました。