○金 南錫牧師 ヨハネによる福音書4章16ー26節
当時、サマリアの人たちは、ゲリジム山という山で礼拝をしていました。これに対して、ユダヤの人たちはエルサレム神殿で礼拝をしてきました。サマリアの女はどこで礼拝すれば神に出会い、まことの礼拝をすることができるのか、とイエス様に尋ねました。
このサマリアの女の質問に対して、イエス様は「あなたがたが、この山でもエルサレムでもない所で、父を礼拝する時が来る。」「まことの礼拝をする者たちが、霊と真理をもって父を礼拝する時が来る。今がその時である。」と仰いました。つまり、まことの礼拝というのは、場所の問題ではなくて、霊と真理をもって行われる礼拝だと教えています。「霊」というのは、神の霊、聖霊の働きの中で礼拝をするということです。そして「真理」というのは、「私は真理であり、道であり、命である」と言われた主イエス・キリストの真理、その中で礼拝を捧げるということです。父なる神様はイエス様を通して、聖霊の働きの中で、礼拝する者を求めておられるのです。

