○金 南錫牧師 フィリピの信徒への手紙4章15ー23節
パウロはフィリピ教会の人たちからの贈り物を感謝して受け取りました。しかし、「贈り物を当てにして言うわけではありません。むしろ、あなたがたの益となる豊かな実を望んでいるのです」と言っています。つまり、フィリピの信徒たちが贈り物をささげる業を通して、神に喜ばれる信仰の実がますます豊かなになるように、パウロは願っていました。
「わたしの神は、御自分の栄光の富に応じて、キリスト・イエスによって、あなたがたに必要なものをすべて満たしてくださいます。」(19節)「神の栄光の富」とは、私たちの地上の富をはるかに超えた本当の豊かさです。神様はその豊かさの中から、恵みとして私たちの必要を満たしてくださるのです。パウロは、神様の恵みの豊かさを知っていました。その豊かさの中で、自分が養われていることを知っていたのです。ですから、自分を養ってくださっている神様が、フィリピの信徒たちをも支えてくださると、確信していたのです。