○金 南錫牧師 ルカによる福音書22章63-71節
夜中に逮捕されたイエス様は、大祭司の家で、夜が明けるまでの時間、見張りの人たちから、侮辱されたり、目隠しをされ「お前を殴ったのはだれか。言い当ててみろ」と馬鹿にされたのです。夜が明けると、今度は、民の長老会、祭司長たちや律法学者たちが集まりました。そして、イエス様を最高法院に連れ出します。「お前がメシアなら、そうだと言うがよい。」最高法院の人たちは最初から、イエス様がメシア、救い主であることを思っていませんでした。ただ神を冒涜した罪で、イエスを有罪にするために、「そうだ」という答えを言わせたいだけです。イエス様は答えます。「わたしが言っても、あなたたちは決して信じないだろう。わたしが尋ねても、決して答えないだろう。しかし、今から後、人の子は全能の神の右に座る。」最高法院の人たちはさらに尋問するのです。「では、お前は神の子か。」イエス様は答えます。「わたしがそうだとは、あなたたちが言っている」そう言われたのです。