2023年1月8日「主の道を整えるもの」

○金 南錫牧師   ルカによる福音書3章1-14節

ヨハネは荒れ野で神の言葉を聞き、それからヨルダン川に行って、洗礼を通して人々に罪の赦しを得させるために悔い改めの洗礼を宣べ伝えました。悔い改めとは、神の方に向きを直す。そして、神のもとに帰ることです。ヨハネは神へと向きを直した人々に、救いのしるしとして洗礼を授けていました。

また、彼が何よりも強く批判したのは、イスラエルの民の安易な選民思想でした。当時のユダヤ人たちは、自分たちは神に選ばれた特別な民、アブラハムの子孫だから、神の怒りを受けるのは自分たちではなく、異邦人の者たちだと考えていたのです。しかし、神の前にはすべての者が救いを必要としています。ユダヤ人もまた、主に立ち帰って救いを受ける必要があります。5節、6節に「谷はすべて埋められ、山と丘はみな低くされる。曲がった道はまっすぐに、でこぼこの道は平らになり、人は皆、神の救いを仰ぎ見る。』」と書いてある通りです。