○金 南錫牧師 ルカによる福音書12章22-34節
「命のことで何を食べようか、体のことで何を着ようかと思い悩むな。」イエス様は思い悩んでいる弟子たちに烏や野の花のことを考えてみなさいと仰います。そして、神様が烏や野の花をちゃんと養ってくださることに目を向けさせます。また、あなたがたは烏や野の花よりも、はるかに「価値ある」ものだと言うのです(24)。
弟子たちは烏や花を養ってくださる神がおられることをすぐ忘れる弱さを持っています。そして、世のことで思い悩み、恐れています。だから、「小さな群れよ、恐れるな。あなたがたの父は喜んで神の国をくださる」と、イエス様は仰います(32)。小さな群れには恐れがあり、不安があるということを、イエス様はよくご存じでした。そして、その小さな群れに「あなたがたの父は喜んで神の国をくださる」と言われるのです。神の国を喜んでくださる。神様がその小さな群れを認めてくださっている、ということです。