2022年3月20日「ユダとタマル」

○金 南錫牧師   創世記38章1-30節

 ユダは兄弟たちと離れて、移り住んだところで、ある女性と結婚して、エル、オナン、シェラの3人の息子たちをもうけました。ユダは長男のエルに、タマルという嫁を迎えましたが、エルは主の意に反したので、死んでしまいます。当時の社会では兄弟が亡くなった場合、その弟が兄嫁を自分の妻として迎えて、兄の子孫を残すことが、習慣としてなされていました(申25:5、6)。それでユダは、次男のオナンに、兄嫁のタマルを妻として与えますが、オナンもまた、死んでしまい、残された三男のシェラがタマルを妻にめとることになります。しかし、ユダはタマルをシェラの妻として迎えて、舅としての責任を果たすべきでしたが、その責任を果たさないで、タマルを実家に帰してしまいます。

 タマルはシェラが成人したのに、自分がその妻にしてもらえないと分かったから(14節)、亡き夫の子を残すことを舅ユダによって実現しようと考えるのです。そして、ユダの子を身ごもります。ユダはタマルによってベレツをもうけました。そのベレツによって、ダビデ王と、後に救い主イエス・キリストが生まれてくるのです。ですから、今日のユダとタマルの出来事は、私たちの救いと関わる出来事です。