2022年10月23日「起きなさい」

○金 南錫牧師   ルカによる福音書7章11-17節

イエス様がナインという町の門を近づかれると、あるやもめの一人息子が死んで、棺が担ぎ出されるところだったのです。夫も失い、一人息子を失った母親の気持ちというものは、もう慰められることさえ願わない、深い嘆きなのです。主イエスはこの母親を見て、憐れに思い、「もう泣かなくてもよい」と言われました。そして、近づいて棺に手を触れられると、担いでいた人たちは驚いて、立ち止まったのです。そこでイエス様は「若者よ、あなたに言う。起きなさい」とおっしゃったのです。すると、息子は起き上がりました。

今、復活の主が、私たちに「あなたに言う。起きなさい」と語りかけているのです。教会の歩みは、死への行進ではないのです。教会は死を打ち破り、死から復活された主イエスを先頭にした、神の国へと向かう群れです。