2021年12月19日「さあ、ベツレヘムに行こう」

○金 南錫牧師  ルカによる福音書2章1-20節

 救い主の誕生は、最初に貧しい羊飼いたちに知らされました。彼らは羊の群れと一緒に、町の外で野宿をしていました。また、礼拝をする安息日にも、羊の番をしなければならなかったので、みんなから、羊飼いたちは救いから遠いと思われていました。その羊飼いたちに、天使たちが現れ、こう告げます。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった」(10-11節)。羊飼いたちは「あなたがたのために」この言葉がとても嬉しかったでしょう。自分のことを見てくださるお方がおられることで、本当に嬉しかったと思います。

 天使たちの知らせを聞いた羊飼いたちは、立ち上がりました。「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった」この言葉を聞いて、立ち上がったのです。そして、「さあ、ベツレヘムに行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合ったのです(15節)。では、今日のベツレヘムはどこでしょうか。御子キリストがおられる場所です。御言葉が語られる場所です。そこに教会があります。