○金 南錫牧師 創世記9章1-17節
ノアとその家族が箱舟から出て、最初にしたことは祭壇を築いて、主なる神を礼拝することでした。そして、その礼拝から新しい歩みを始めたノア一家に対して、神様がお与えになったのは、「産めよ、増えよ、地に満ちよ」という祝福の言葉でした(1節)。
また、神様は「わたしは雲の中にわたしの虹を置く。これはわたしと大地の間に立てた契約のしるしとなる。わたしが地の上に雲を湧き起こらせ、雲の中に虹が現れると、わたしは、わたしとあなたたちならびにすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた契約に心を留める。水が洪水となって、肉なるものをすべて滅ぼすことは決してない」と言われました(13-15節)。どんな強い雨が降った後でも、雨上がりにはよく虹がかかります。その虹は、単なる自然現象ではなくて、神とノアたちとの契約のしるしでありました。
私たちもノアの洪水のような、すべてが滅び、意味がなくなるような経験をすることがあります。しかし、洪水のあとに、神様はなお私たちを憐れみ、生きる希望と力を与えてくださいます。