○金 南錫牧師 創世記26章34-27章29節
イサクは年をとり、目がかすんできました。そこで長男のエサウを呼んで、最後の祝福を与えようとしました。ところがリベカは、次男のヤコブに祝福を受けさせようと策略を巡らします(5-17節)。ヤコブは母リベカに言われた通りに、エサウの晴れ着を着て、毛皮をまとって、美味しい料理をもって、お父さんのところに行きます。
ヤコブが「長男のエサウです。どうぞ、わたしの獲物を召し上がり、祝福を与えてください」と言います。イサクはその息子を近寄らせて、「触って、本当にお前が息子のエサウかどうか、確かめたい」と言いました。イサクは触りながら、「声をヤコブの声だが、腕はエサウの腕だ」と言い、もう一度、「お前は本当にわたしの子エサウなのだな」と問うと、「もちろんです」とヤコブは答えます。ここに、うそや偽りなど、ヤコブが犯した間違いがありました。こうして、父親を欺いたヤコブが、神様の祝福を受けることになりました。