2020年1月19日「信仰の目を開かれる主」

○金 南錫牧師 マルコによる福音書8章22-26節

 イエスは盲人の手を取って、村の外に連れ出し、その目に唾をつけ、両手をその人の上に置いて、『何か見えるか』とお尋ねになった」(22節)。本日の盲人の癒しの出来事は、イエス様と盲人が、手をつないだところから、始まっているのです。
 続いてイエス様は盲人の手を取って、村の外へ連れ出されました。イエス様は彼と一対一で向き合うことを望まれたのです。そして、イエス様は両方の目に唾をつけ、両手をその人の上に置かれ、直接彼に「何か見えるか」と、話かけられました。盲人は目をあげ、「人が見えます。木のようですが、歩いているのが分かります」と答えました。それまで、諦めていた目が癒され、見え始めたのです。
 しかし、見え始めただけで、すべてが見えたのではありません。そこで、イエス様がもう一度、彼の目に両手を当てられました。すると、「よく見えてきていやされ、何でもはっきり見えるようになった」と記されています。
 イエス様は何でもはっきり見えるようになるまで、盲人への関わりをやめませんでした。盲人は目の前にいるイエス様がまことの救い主、キリストであることに、目が開かれたのです。
 私たちは主イエスとの出会いによって初めて、信仰の目が開かれ、全てのものを真っ直ぐに見ることができるのです。この主イエスと手をつながれた人生を全うすることができますように、祈り願います。