2019年4月28日「時が満ち」

○金 南錫牧師
 マルコによる福音書1章12-15節

 イエス様は「時が満ち、神の国は近づいた」と語っています(15節)。
 これは「もう神の国が来た」と解釈しても構いません。神の国がもう私たちのうちに来たのです。だから「もう大丈夫だよ。安心しなさい」。これが、イエス様が最初に語ったメッセージです。イエス様はこの福音を御自分の生活と活動の場であったガリラヤで宣べ続けたのです。
 では、この福音を聞いて、イエス様に従った人はどんな人であったのでしょうか。ガリラヤは肥沃ですから、どの時代のどの支配者にとっても重要な収入源でした。なので、ガリラヤのユダヤ人たちは二重、三重の支配構造による生産物の収奪、即ち、重税の対象になりました。
 このような負債に喘ぐ貧しい人が、ガリラヤの人口の9割を占めていたのです。こういう状況の中、時が満ち、イエス様が登場しました。そして、「貧しい人は幸いである。悲しむ人は幸いである」という神の国、神の御支配のメッセージを宣べ伝えた時、当然ながら、ガリラヤの貧しい群衆たちは喜んでいたのではないでしょうか。

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