転入会者より 父との八年の介護生活 神様のご計画を受け入れる

○ぶどうの枝第61号(2024年12月22日発行)に掲載(執筆者:YK)

 このたび佐倉教会の会員として十一月十日に迎え入れていただきました。大変うれしく思っております。佐倉教会を最初に訪れたのは父の洗礼式で、二〇一二年四月八日でした。教会堂一杯に美しいオルガンの音色が響き渡っていました。聖歌隊の歌声が奇麗だったのも印象的でした。百二十年もの間、佐倉の地で福音を宣べ伝える教会として守られてきたことに、神様からの祝福を感じます。また私を佐倉教会に導いていただいた大きな主の恵みに感謝しています。
 二〇二四年六月十七日が父とのお別れの日となりました。「介護生活がいつまで続くか分かりませんが、神様に全てを委ねていきます」と六月発行のぶどうの枝第六十号に載せていただきました。その直後に父は神様の元へ旅立ちました。主に全てを委ねつつもお別れがくる日が怖くて、毎晩「今まで守ってくれてありがとう」と伝えていました。神様のご計画だと思うと、感謝とともに受け入れることができた気がします。父との介護生活は八年間でした。大変でくじけそうな時期もありましたが、体が不自由になっても不平不満一つ言わなかった父から見習うことも多々ありました。
 ベッド上での生活が主になった父の自宅を、金牧師と教会員の方々が何度となく訪問してくださいました。聖書の学び、祈り、励ましで支えていただいた日々は忘れられない体験です。また祈祷会でのお祈りなど、たくさんのお支えがありました。金牧師、会員の皆様に心より感謝いたします。母は八年前に神様の元へ導かれましたので、両親とも地上での歩みを終えました。両親との別れはつらいものでありますが、救いと祝福を与えてくださる主に感謝の気持ちで一杯です。
 皆様に支えていただきながら、感謝と祈りを忘れず、謙遜に歩んでいきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。