○ぶどうの枝第53号(2020年12月20日発行)に掲載(執筆者:YK)
父は二年ほど前に脱水症状が出て、三か月ほど入院しました。その間に歩行困難になり、経口摂取ができなくなりました。病院の医師から「自宅での生活は絶対に無理です。退院許可は出せません」と何度も言われました。自宅に戻りたいという本人の強い希望もあり、訪問診療所の先生と介護施設の方々の支援の下、何とか退院が可能な状態になり、自宅に戻ることができました。
退院後は肺炎やインフルエンザにかかり、回復するどころか衰える一方でした。急な機能の衰えを受け入れることができずに悲しい気持ちになり、焦ることも多かったです。
退院から一年くらいたった頃、人の生死は神の御手の下にあり、その中で生かされているのだということを謙虚に受け止めることができるようになり、少しずつ心が落ち着くように変わってきました。神様の御手に父と自分を委ね、神様が決めてくださった地上での歩みが続くときまで父と穏やかに生活することができますよう祈っていきたいと思っています。
金牧師と教会員の方々の祈りや励ましに、心より感謝しています。日々の心の支えにさせていただいています。本当にありがとうございます。